成田山新勝寺と長命泉蔵元見学会報告

 

2020年2月7日 文責:高橋

 

第5回目の酒蔵見学会として、成田山新勝寺参拝・見学と表参道に面する長命泉酒蔵見学を2020年2月5日(水)に行いました。参加者は山田、西、島崎、長岐、高橋(敬称略)の5名。

13時に成田山新勝寺信徒会館に集合し、予約しておいた無料ボランティアガイドに連れられて新勝寺を参拝と見学をしました。新勝寺は何回も参拝したことが有りましたが、今まではただ大本堂を参拝しただけでお終いで帰っていました。

当日はガイドの山村さんから懇切丁寧に各お堂の由来を詳細に説明して頂きました。平将門の乱の平定祈願の成就により西暦940年に当地に新勝寺が創建されたとの事。現在の薬師堂が初代本堂、光明堂が第2代本堂、釈迦堂が第3代本堂、現在の大本堂が第4代と説明され、新勝寺の財力に感心しました。各お堂・建物、成田山と市川團十郎との関わり合いの詳しい説明をして頂いている内に、約束の見学時間の1時間半があっという間に過ぎてしましました。山村さん有難うございました。寺域は10万坪と広く、見残した場所も沢山ありました。尚、当日はコロナウイルスの影響か或は二日前の節分の後だったからか分かりませんが、参拝客は少なく、見学には絶好でした。上の写真は大本堂です。

予約した15時丁度に長命泉に到着し、まず日本酒造組合中央会が作成した日本酒製造紹介ビデオを見ました。精米した酒米サンプルも回覧してくれました。見学用に使い捨ての帽子、白衣、長靴を用意してくれていました。

 

その後滝沢さん(長命泉の製造会社は滝沢本店なので経営者一族、息子は東京農業大学で醸造学を学んだとの事)が左の販売店の後ろにある蔵を案内してくれました。洗米機、フィルタープレス、酒母容器、醪容器を見学し、2月3日に絞った節分搾りの新酒を試飲しました。結構味が良かったです。

東日本大震災の地震により、麹室、煙突、建物屋根等に被害があり、麹室は建て替え、煙突は撤去したそうです。小さな蔵には多大の損害だったと心を痛めました。

生産高は明かしてくれませんでしたが、300~500石位と小さな蔵だと思います。最盛期には1000石の生産量があったそうですが、今は減っているとの事です。

お土産に酒粕400gとお酒購入時の10%割引券を頂きました。割引券を有効に活用し全員が長命泉を買いました。